冊子「天祖光教のあらまし」

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「天祖光教のあらまし」 1979年発行 天祖光教本部

1942年に「清水真照」こと清水信一が「蔽顔の救主・天降の救世寿」の名のもとに立教した新宗教。聖地を天母里とし、愛知県名古屋市守山区にある。信徒数は最盛期で約5万人。現在は約1万人。「明星天弥勒寿」こと清水照子が一世二代教祖になり、2005年新たに無量海寿光が三代目教主として就任した。
あるブログに次のような書き込みがあった。
『先日、高岡和照(健吉、萬寿大司教)編の『証人提要』(1951、非売品)を入手したのであるが、ここに「みことば願」という言葉をみつけた。この詳細は不明であるが、これは、ひとのみち~PLの「みおしえ願」と通ずるのではないかと思われた。
 そもそも、天祖光教は諸宗教の混淆である。お寿戒と呼ばれる奉仕活動は、天理教の「ひのきしん」やPLの「みささげ」に通ずるし、証人提要には「契約の櫃」という言葉を見出したが、他にも点灯袋は、ひとのみち~PLの「宝生箱」や「宝生袋」に通ずる。
 斎院の人々はキリスト教の修道服を身にまとい、教役者(聖職者)もまたキャソックのような服を着用しており、職制もカトリック教会に類似している。聖歌も讃美歌的で、なかには、讃美歌の同題曲とは歌詞・メロディともに異なるが、「うるわしの白百合」という曲も存在する。
 祭壇は神道的であり、本部教会における祭典で神殿が開扉する際には、修道者が警蹕を行い、また、祭典時には修祓も行われる。また、注連縄を引くのもそうであるし、東谷奇玉宮(救世寿の墓所)や一部教会には、釘貫門に破風がついた鳥居が建てられているのも、神道的であると言えるであろう。しかし、拍手は行わない。
 月に二回行われている聖戒は、生長の家やPLの練成を彷彿とさせる。
 エスペラントや教理の古神道的側面は、大本教との関連性を思わせる。大本教からの改信者も少なからずいるようである。
 聖典で用いられる理論的用語の大半は、仏教からの用語である。天台・真言・唯識由来のものが多いのではないか。また、「流動三次」「絶対零」などの教祖独自の用語が、特に十輯に目立つ。この十輯は九輯に比して、分量も多く、複雑かつ難解である。「原罪」などのキリスト教用語も頻繁に現れ、「弁証法」や「帰納法」などの哲学用語も見られる。』

本書は21頁の小冊子。目次は写真のとおり。

表紙にヤケがあります。

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