Minolta SR-2BK／AUTO ROKKOR PF58㎜f1.4フード付

1958年10月千代田光学製（旧ミノルタ）
実存が10台程度と言われているSR-2ブラック／オートロッコルPF58㎜f1.4フード付の出品です。ミノルタコレクター最後の砦はSR-2BK、機体NOは末尾7番の1121007です。
未販売のSR-2ブラックは、大手の問屋さんやカメラ店と著名な写真家に献上されたカメラです。多く見積もっても数十台と言われており、ミノルタ自身も詳細が判らない希少なカメラです。
縁あって私のところに来たカメラですので、黒塗り焼き付け塗装の外装を含め、オリジナル部品を残しながら整備をしました。内部の部品はレストア用の111万台SR-2の部品とSR-1BKのビスとキャップを使用しました。
雑な後塗りレタッチをすべて剥がし真鍮の地金が出て来てます。
SR-2はミノルタ最初の一眼レフカメラとして1960年までに約2万台を製造。外観に変化はありませんが、初期型と後期型が有り本機は112万台の後期型になります。（110万台と111万台のアルミダイキャストボディーは金型刻印無しで、112万台の後期型にSR2の刻印が有ります。ちなみに、SR-3はSRC、SR-1はSRD、SR-7はSREの刻印と続きます）
内部のモルトプレーンは全交換済みでスローガバナーも洗浄後整備しました。
スクリーンには取り切れないチリやキズは残りましたが視界は概ね良好です。巻き上げは若干重いのですがゴリゴリ感はなくスムーズです。
シャッター幕の硬化は有りますが、シャッタームラなど無く動いてくれてます。残念ながら手の感触を頼りに調整しましたが、幕速はドラムのテンションを上げれませんでした。最高速は1/500秒と思ってください。全速に渡って0.5段程遅くなっています。
レンズには取り切れないキズやカビ痕とガタが有りますが、描写に影響は出ておりません。部品もなく大変希少なカメラなのでご理解いただければ幸いです。
作例写真
磐越西線ばんえつ物語　フジカラー100使用
撮影データーはフジカラーCD（200万画素）から落としました。
レベル調整のみで色調補正などの画像処理はしておりません。

本品はコレクター向けの商品になります。オリジナリティが判断できる画像を載せましたので、ご予算含めたコメントもいただければ嬉しく思います。
このカメラの経歴にリスペクトされる方のリプライをお待ちしております。

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