【湯けむり様専用】ザ・ラスト・ルービンシュタイン

①ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
②シューマン：幻想小曲集 Op.12
③ドビュッシー：レントよりおそく
④ドビュッシー：「ピアノのために」~前奏曲イ短調
⑤ショパン：練習曲第17番ホ短調 Op.25-5
⑥ショパン：練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4
⑦ショパン：夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
⑧ショパン：ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」

アルトゥール・ルービンシュタイン（ピアノ）
録音：1975年1月（ライヴ）

テクニックの衰えは、隠せぬほど明らか。しかし、それを補うにあまりある白熱した演奏です。特に、熱情の終楽章。演奏を終えたときの聴衆の拍手大喝采に合せて私も思わず大拍手しましたよ。録音状態がよろしくないのでそちらは期待しないで、とにかくこの老ピアニストのラストコンサートを垣間見ることができる盤ということだけでも大変価値があると受け止めています。

１曲目の「熱情」から尋常ではない白熱の演奏が聴ける。確かにミスタッチは多いが、この白熱感、高揚感はなかなかお目にかかれない。演奏会ならまだしも、ＣＤでここまでドキドキした演奏を聴いたのは久しぶり。小品集にも品があり、素晴らしい時間を過ごさせてくれる。ただ、音源が古いために聞き苦しいところもあるが、88歳のピアニストだけが演奏できる、ある種の“到達点”を聴くことに音源の古さは関係ないだろう。

シューマンがつくった『幻想小曲集OP12』の２曲目に「飛翔」がある。思わず、大空をロマンティックに飛行する音楽を想いたくなる。ロベルトは、妻クララとの結婚をめぐり、クララの父であるF.ヴィークとの泥沼の闘争に陥る。この曲は、まさにそんな渦中に生まれている。激しく揺蕩い、行き戻りつつ苦悩する人間の内奥の混沌が音楽に淀む。どうやら「飛翔」とは、絵にかいたような翼で、ドラマティックに飛来するものではないようだ。.ルービンシュタインはこの曲をプログラムに入れた。もはやテクニカルの話はどうでもいい。人間の指先からピアノの鍵盤に乗り移るものとは一体何か？科学では明かせない混沌の淀みにこそ、本当の人間のドラマがある。

国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 11
プラケースあり

＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント)

カテゴリー:	CD・DVD・ブルーレイ>>>CD>>>クラシック
商品の状態:	やや傷や汚れあり

残り 1 点 10920円

（109 ポイント還元！）

翌日お届け可（営業日のみ） ※一部地域を除く

お届け日: 2024.12.27〜指定可お届け日: (明日12:00のご注文まで)

必須プレゼント用ギフトラッピング

希望しない

希望する ( +600円 )

希望しない

数量

同時に5点までのご購入が可能です。

お気に入りに保存

クレジットカード
コンビニ前払い決済
代金引換: 商品到着と引き換えにお支払いいただけます。 (送料を含む合計金額が￥299,000 まで対応可能)
ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング): 以下の金融機関のATM/ネットバンクからお支払い頂けます
みずほ銀行、三菱ＵＦＪ銀行、三井住友銀行
りそな銀行、ゆうちょ銀行、各地方銀行
Amazon Pay(Amazonアカウントでお支払い)